教育の採点
義務教育あたりを中心に、過去に受けた教育の採点をしておこう。
社会に出て役に立った学校教育、役に立たない学校教育を皆が公開していったほうが改善につながると思う。
小学校教育
国語 △
物語的な文章が多く、文章を印象や善悪で読む癖がついてしまう。
書かれた内容を正確に読み取る練習を増やしたほうがよい。
算数 ○
理科 △
将来、似非科学にだまされないような基礎知識や知恵が教えられているとよい。
社会 △
他の教科と関連づけて、力がつくようになっているとよい。
音楽 ×
英語の曲を暗記するなどできれば、英語教育、海外交流につながるはず。
家庭科 ×
部屋を片づけるコツのようなものでもよいから、理科などの他科目に絡めて教えてもらえるとよい。
中学校教育
国語 ○
文章を書かせて生徒に互いに添削させるような訓練があるとよい。
数学 ○
高校1年くらいの内容を前倒しでやっていてもよい。
英語 △
試験のための英語になっている。今思えば、先生の英語力に疑問がある。
理科 ○
社会 △
現代史の比重が軽く、知識のないまま社会に出ると損をしてしまう。
経済的な観点をもっと入れてよいと思う。
技術・家庭 △
自動ロボットや生活の知恵でもアイディアを募集して、案を公開してもらえるとよい。
高校教育
国語・古文・漢文 △
大学入試問題を使ってよいから、必要な到達レベルを示して欲しかった。
熟語なども必要レベルを示して欲しかった。
英語 △
教科書を読んでいって訳させるだけだった。独特の癖がついてしまい、将来、苦労する。
数学 ○〜△
卒業時、教科書が終わらなかった。多少スキップしてよいので1年前倒しくらいで進めて欲しかった。
化学・物理・生物・地学 ○
日本史・世界史・地理・公民・倫理政経 ×
完全に暗記科目化していた。細かな知識で評価しても、将来あまり役に立たない。
歴史であれば、なぜ、その勢力が広がったか、滅びたか、考えて議論するような機会があればよかった。
総じて、基礎的な読み書きそろばんの部分が重要だと思う。計算ができなかったり文章が書けないと、後々、苦労する。細かい知識や暗記はネットで代替されるので、重要度が下がっている。それよりも間違った情報や無駄な情報を判断する練習があったほうがよい。
外国人など、価値観の異なる人々と接したとき、国語力のような能力が重要になるが、教科としては、意識的なトレーニングがあまりされていないと思う。夏目漱石を読むより、自分の意見を論理立てて説明するようなトレーニングをしたほうがよい。
また、権威、先生に素直なほうが成績がよくなる傾向があると思う。先生が回答を1つ持っていて、それをうまく探り当てる人が評価される。そうしたシステムでは、世代交代につれ人々の発想が狭くなって硬直化していくと思う。
権威を否定し、新しい構想を作るタイプの考え方を認めるモノサシ、教育機関くらいあってもよい。
終わり